OneDriveのアイコンがずっと回り続けている、ファイルが同期されない、赤い×マークが出てエラーになる、「同期保留中」のまま進まない……これらはすべてOneDriveの同期トラブルです。正しい手順で対処すれば、ほとんどのケースは無料・自力で解決できます。
まずアイコンで原因を診断する
タスクバー右下のOneDriveアイコンの状態を確認することが解決への最短ルートです。アイコンが示すサインで原因の8割は絞り込めます。
タスクバー右下の「^」(隠れているインジケーター)をクリックすると見つかる場合があります。それでもない場合はOneDriveが起動していない可能性があります。
対処法① OneDriveを再起動する
OneDriveを終了して再起動する
最もシンプルで効果的な方法です。一時的な不具合や処理の詰まりは再起動で解消されることが多く、まず最初に試してください。
アイコンが見えない場合は「^」をクリックして展開してください。
確認ダイアログが出たら「OneDriveを閉じる」をクリックします。
検索バーに「OneDrive」と入力して起動します。
対処法② 一時停止・ネット接続を確認する
同期の一時停止とインターネット接続を確認する
うっかり「同期を一時停止」した状態のまま放置していたり、Wi-Fiが切れていることが原因のケースも多くあります。
「同期が一時停止されています」と表示されていたら「同期の再開」をクリックします。
ブラウザで任意のサイトを開いて通信できるか確認します。Wi-Fiが不安定な場合は一度切断して再接続してみてください。
ネットワーク周りのトラブルはPC再起動で解消することが多いです。
ノートPCでバッテリー残量が低下すると自動的に同期が一時停止される場合があります。充電器を接続してから確認してください。
対処法③ ファイル名・パスの問題を修正する
使えない文字・長すぎるパスを修正する
特定のファイルだけ同期されない場合、ファイル名やフォルダ名に問題がある可能性があります。同期エラーの大半はこれが原因です。
OneDriveで使えない文字
「○個のエラー」や「問題のあるファイル」が表示されている場合、そのリンクをクリックすると対象ファイルが確認できます。
上記の記号や絵文字をファイル名から削除するか、半角英数に置き換えてください。
深くネストされたフォルダ構造の場合、フルパスが400文字を超えると同期できません。フォルダを浅い位置に移動してください。
ファイルサイズ上限は250GB。また、他のアプリケーションが開いているファイルは同期されないため、Excelなどのファイルを保存して閉じてから再試行してください。
対処法④ ストレージ容量を確認する
OneDriveの空き容量を確認・確保する
無料プランの容量は5GBです。上限を超えると新しいファイルは一切アップロードされなくなります。
画面右上または左下に「○GB / ○GB 使用中」と表示されます。
ブラウザで onedrive.live.com にアクセスして容量の大きいファイルを整理します。
OneDriveのごみ箱は93日後に自動削除されますが、手動で空にしないと容量に含まれたままになります。
対処法⑤ OneDriveをリセットする
リセットコマンドで同期データベースを修復する
上記の方法で解決しない場合はOneDriveのリセットが有効です。同期設定のデータベースをリセットし、初期状態に戻します。ファイルは削除されません。
キーボードの「Windowsキー」+「R」を同時に押します。
以下のコマンドをそのままコピーして貼り付け、「OK」をクリックします。
アイコンが消えて、しばらくすると自動的に再起動します。5分以上待っても起動しない場合は同じ「ファイル名を指定して実行」で下記を実行してください。
リセット後は同期設定が初期化されるため、「同期するフォルダ」の選択を再度行う場合があります。ファイル自体はOneDriveクラウドおよびローカルに保持されます。
対処法⑥ アカウントの再リンク
このPCのリンクを解除して再サインインする
パスワード変更・多要素認証(MFA)の再設定後に同期が止まるのは典型的なパターンです。アカウントの認証情報をリセットすることで解決できます。
歯車アイコン(設定)→「設定」を開きます。
ローカルのOneDriveフォルダはそのまま残ります。
セットアップウィザードに従って同じアカウントでサインインし直します。
対処法⑦ アプリの修復・再インストール
OneDriveアプリを修復または再インストールする
上記の対処法をすべて試してもなお改善しない場合、アプリ自体が破損している可能性があります。
「Microsoft OneDrive」を検索します。
まず修復を試みます。修復ではデータや設定は変更されません。
Microsoftの公式サイト(microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/download)から最新版をダウンロードしてインストールします。
OneDriveはWindowsアップデートで自動更新されます。「設定 → Windows Update → 更新プログラムの確認」から最新の状態にしておくことも重要です。
対処法の比較表
| 対処法 | 難易度 | 効果 | 所要時間 | 主な対象症状 |
|---|---|---|---|---|
| ① OneDriveを再起動 | かんたん | ★★★ | 1分 | 同期が止まった・遅い |
| ② 一時停止・ネット確認 | かんたん | ★★★ | 2分 | 急に同期されなくなった |
| ③ ファイル名・パス修正 | 普通 | ★★★ | 5〜10分 | 特定ファイルだけエラー |
| ④ 容量確認・整理 | かんたん | ★★☆ | 5〜30分 | 容量上限でアップロード不可 |
| ⑤ /resetコマンド | 普通 | ★★★ | 5〜15分 | 全体的に同期しない |
| ⑥ アカウント再リンク | 普通 | ★★★ | 5〜10分 | 認証エラー・灰色アイコン |
| ⑦ アプリ修復・再インストール | やや難 | ★★★ | 15〜30分 | それでも解決しない場合 |
参考YouTube動画
動画でも手順を確認したい方はこちらの動画が参考になります。
まとめ・確認チェックリスト
OneDriveの同期トラブルは焦らず順番に確認することで、ほぼすべてのケースが自力で解決できます。以下のチェックリストで対処漏れがないか確認してください。
- タスクバーのOneDriveアイコンを確認し、状態(色・マーク)で原因を絞り込んだ
- OneDriveを一度終了して再起動した
- 同期が「一時停止」になっていないか確認した
- インターネット接続が正常かブラウザで確認した
- エラーが出ているファイルの名前に使えない文字(: * ? など)が含まれていないか確認した
- OneDriveの空き容量を確認し、不要ファイルを削除した
- /reset コマンドでOneDriveをリセットした
- アカウントのリンクを解除して再サインインした
- Windows Updateを実行してOneDriveを最新版に更新した
Microsoftコミュニティ(answers.microsoft.com)またはMicrosoftサポートへ問い合わせることをおすすめします。職場・学校アカウントの場合はIT管理者に連絡してください。